
私は、20年前の医局入居当時のワープロ本体が洗濯機ほど大きかったことや、開業当初、クリニックにはワープロ専用機が1台しかなかったことを覚えています。
ところが、今や半年も経てば、どんどん変わる電子機器に対応できるように、私たちの新しいオフィスは光ファイバーでネットワークされた最新の設備を備えています。例えば、
画像管理ソフト
毎回の来院時の口腔内および顔面写真から治療の流れを把握し、それをフィードバックして、今後の治療の質をより良くすることができます。それは術者である歯科医師の能力を大きく高めることに繋がります。 また、徐々に変化していく矯正治療による歯列の変化を、患者さんにビジュアルに説明できます。
スケジュール管理ソフト
各患者さんの待ち時間、治療にかかった時間や、応急処置、キャンセル、無断キャンセル(ノーショウ)の患者数などの統計を取ることができ、それをフィードバックして余裕のあるスケジュールに改善することができます。
時間通りに診療することは、非常に重要です。
これにより、患者さんの満足を引き出し、スタッフも余裕を持って実力を発揮でき、ストレスが少なくなります。そして、スタッフも患者さんもクリニックに来ることが楽しくなり、より良い協力関係ができて治療もスムースに進みます。
また、どのような応急処置が多かったかについても統計を取り、
臨床上、改善すべき事項を、集中的に再トレーニングしています。
私たちの仕事は医療ですから、倫理的な観点を重視することが、当然必要です。最新の設備を備えていますが、それを私たちが誇るべきものだとは思っていません。それを作ったのは私たちではなく、エンジニアであり、誇りに思うべきなのはエンジニアです。矯正歯科に携わる私たちの仕事は、医師として一人の人格を持った患者さんに医療を施すことで、これはエンジニアより次元の高い仕事である、とある医療人から聞いたことがあります。
その誇りを持って、スタッフ各人が自発的に研鑽を積み、互いに切磋琢磨して治療内容の向上につとめたいと考えています。
1つのテクニックのこだわらず、できるだけ自分にしっくりくる内容の多くの研修を受講し、自分で組み立てて臨床をしようと考えています。
舌側矯正、非抜歯矯正は、患者さんから要望が多いので可能なら対応できるように研修を積んでいます。 それは、患者さんのことを考えるなら、できることを増やすのが医学の王道だと考えるからです。 |