子供の治療
永久歯がまだ生えかけの7−8歳頃から観察し、必要があれば早期治療を行うことで、以下のようなことが期待できます。

−上のあごの拡大とともに口腔内の悪習癖を取り除き、鼻呼吸を助け、正しい姿勢、正しい顎骨の成長を導く。

−骨格から出っ歯や受け口気味であるという場合には、上のあごの拡大などの顎整形治療で、上下のあごの成長をコントロールしてつり合のとれた顔立ちにする。

−永久歯を配列する時に、なるべく歯を抜かないように、スペースを確保する

−少し複雑な矯正装置を用いて永久歯を並べる期間を、できる限り短く簡単にする

−下のあごが閉じて咬んでいく時、ぶつかる歯があるために、左右や前後にずれた方向に下あごが誘導されそのまま成長していくことを防ぐ

治療期間は、大体以下のようになります。

早期治療
(10 〜12才ごろまで)(数ヵ月に1度)
        ↓
永久歯の歯並びの治療(1.5-3ヵ月に1度/約1-2年間)
        ↓
メンテナンス(年に数回/約1-2年間)  
治療後、歯列が周囲の舌や唇などの難組織の中で安定しているか観察することが大切です。一般的 に早期から治療した方が安定することが多いようです。
 矯正医の適切な助言を受けずに早期治療ができなかったために、問題が複雑になり治療が難しくなることも非常に多いものです。「出っ歯や受け口でも乳歯がある間はまだ早い」とお考えのお母さん、それは違います。早期から観察してなことを行い、歯を抜くことなく、“すっとした”知的な横顔(1)にすることは、お子さんにとって大きな財産となることでしょう。